Cytrans Granules

Cytrans Granules
Cytrans Granules

サイトランス グラニュールは、世界初の「炭酸アパタイト」を主成分とする、国内初の「インプラント適用」が認められた顆粒状の骨補填材です。
主成分の炭酸アパタイトは、生体骨の無機成分を模倣した完全化学合成品であり、生物由来原料からの感染リスクがありません。

サイトランス グラニュールの特性

  1. 口腔外科、歯周外科(ペリオ)などの歯科における幅広い症例で使用される骨補填材です。
  2. 炭酸アパタイト(主成分)は、完全化学合成品であり、生物由来原料からの感染リスクがありません。
  3. 優れた骨伝導能があり、骨が繊維性結合組織の介在なしに本品と結合します。
  4. 炭酸アパタイト(主成分)の吸収特性により、緩やかな骨置換が行われます。
  5. 国内初の「インプラント適用」が認められた骨補填材です。
  6. 無菌製品であり、直ちに使用できます。

サイトランス グラニュールの骨置換イメージ

骨欠損部にサイトランス グラニュールを補填します。

周囲組織から血管が侵入し「破骨細胞」による細胞性吸収と「骨芽細胞」による骨形成が始まります。サイトランス グラニュールの主成分である「炭酸アパタイト」により「破骨細胞」が活性化され、早期からサイトランス グラニュールの周囲が新生骨で覆われます。サイトランス グラニュールは体液中では 安定しています。

「破骨細胞」による細胞性吸収と「骨芽細胞」による骨形成により患者さん自身の骨にゆっくりと置き換わります。顆粒が目視できる状態ですが、顆粒周囲は新生骨で覆われており、インプラント埋入等に足る骨質を示します。

顆粒と既存骨との境界が不明瞭になっていきます。

ゆっくりと長時間をかけて患者さんの骨に置き換わります。骨のリモデリングと同様に、サイトランス グラニュールは破骨細胞に吸収される(=骨に置き換わる時に吸収される)ため容積の減少が抑えられます。

優れた骨伝導能

既存歯槽骨[AB]、CO3Ap顆粒[ C ]、血管[BV]、新生骨[NB]

イヌ抜歯窩にサイトランス グラニュールを充填した際の走査型電子顕微鏡観察像
1) M. Matsuo et al., Journal of Dental Research,
 98(Special Issue A):2528.

炭酸アパタイトの高い骨伝導能により、早期からサイトランス グラニュールの周囲が新生骨で覆われます。
(移植14日後)

緩やかな骨置換

炭酸アパタイトの吸収特性により、患者さん自身の骨にゆっくりと置き換わって行きます。足場としての機能を維持しながら効率的な骨置換を実現します。

ウサギ大腿骨に作製した骨欠損にサイトランス グラニュールを充填した際のX線写真および顆粒残存面積の推移

2) 土谷享 他, 第39回 日本バイオマテリアル学術大会.

サイトランス グラニュールの顆粒サイズ

サイトランス グラニュールは、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズの3種類の顆粒サイズがあります。 粒径の大きさによる使い分けは特になく、症例や操作性によって選択することが可能です。

Sサイズ
粒径 0.3mm~0.6mm

Mサイズ
粒径 0.6mm~1.0mm

Lサイズ
粒径 1.0mm~2.0mm

サイトランス グラニュールの適応症